寝ても覚めてもやきとり”PIPI DIARY”

検査技師PIPIの”健康・美容・ダイエット知識”発信ブログ

”生理前の眠気”どうして起こるの?その対処法は?

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生理にまつわる悩みと言えば様々ありますが、今回はその中でも筆者が一番辛いと感じている”眠気”についてです。

この期間の眠気とは、なんと睡眠薬と同じレベルの眠気と言われているそうですよ!

このえげつない眠気の「起こる理由」と「対処法」について、様々な記事で調べ上げ得た知識や体験談を通して私なりの意見をまとめてみました。

 

Contents

 

睡魔の悩み

女性の皆さんなら誰しも、生理前から生理期間中に以下の様な苦痛に悩まされていませんか?

・眠い

・寝ても寝ても眠い

・だるい

・やる気を失う・モチベーションダウン

→ これらのせいで仕事や趣味・ダイエットの調子が出ない・集中できない

→ 仕事や家庭で“だらしない”という印象を周りから持たれたくないけれど、自分じゃどうしようもならないくらいの睡魔&カラダのだるさで苦しんでいる。

 

これらは女性として妊娠するためのカラダづくりのためにこのような現象が起きているんです。(妊娠していても、していなくても)

つまり、女性としてカラダが正しく機能しているという嬉しい現象が起こっているんですよ!しんどいですけどね…笑

それでは、この仕組みがどうして起こっているのか?どうしてこんなにも眠くなってしまうのか?について解明していきましょう。

 

眠たくなる理由

Answer➊「プロゲステロンによる休息モード」

女性ホルモンの一つ、プロゲステロンが分泌されるからです。

このプロゲステロンには、実際に妊娠している・していないに関わらず排卵後、妊娠に備えてカラダを休ませようとする働きがあります。よってとてつもない眠気に襲われるのです。

「そんなのいらんわ!こっちは休んでられないのよ!」と思ってしまいますけどね!笑

 

Answer➋「プロゲステロンにより基礎体温が高温期となる」

プロゲステロンにより基礎体温が高温期となり、睡眠サイクルや睡眠の質に影響を及ぼすから。

基本人間のカラダというのは一日の中で体温の変動があります。

夜の睡眠時になると体温を下げ始め、カラダを睡眠できる状態にするという仕組みがあります。我々はこういった機能のおかげで眠ることが出来るんです。

しかし、プロゲステロンが分泌される生理前というのは、基礎体温が変動無くずっと上昇したままなんです。

よって、夜間の眠りが浅くなり、日中眠くなったりボーっとしてしまうのです。

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Answer➌「催眠作用のメラトニン分泌」

催眠作用のあるメラトニンが分泌されるため。

生理前~生理中はホルモンバランスの急激な乱れにより、メラトニンの分泌が増えます。だから生理前~生理中は「慢性的に眠い」という現象が起きます。

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眠くなっても、自分は決して怠けている訳ではないということ、また、周りから「やる気あるの?」と思われていないか心配とは思わなくていいんです。「女性のカラダとして正常に起きている生理現象だから仕方ない。ちゃんと機能していて嬉しいこと!」と捉えておけば少しは気持ちも楽になるかと思います。

 

理解されずに辛い経験をしている人も少なくないようですが、もし身近の方とこのカラダの状態を伝えるなどしっかりコミュニケーションをとることが出来れば少しは解決できるかと思います。

 

しかし職場などではそうもいきませんので、対処法についてをご紹介していきます。

実際に筆者が実践してみて良かったこともまとめてみました!

 

眠気の対処法

低用量ピルを服用する

ピルと言えば避妊効果がある薬で、「避妊目的のためのものでしょ?」と思っている方が多くいるかと思います。ピルの副効果としてPMSの改善があるのをご存知ですか?PMSとは今回のテーマである「生理前の眠気」「生理前のだるさ」なども含めた症状のことです。「生理前の3~10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽快ないし消失するもの」と定義されています。

低用量ピルを内服していればこのような女性ホルモンの変動がなくなるためPMSに対して効果があると考えられています! 

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とは言っても・・・

ピルって少し怖いイメージがありませんか?

生理を止めたり生理を促したりカラダをコントロールしてしまうので心配になる方が多いかと思いますが、専門医にしっかり相談して用法・容量をしっかり守れば逆に、がん予防に繋がるという報告もされているんですよ!

今なら、医師にチャットで相談できるアプリがあるので、こういうものを利用してみるのもオススメです!

 

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アプリのチャット診察を利用して相談してみる

「眠気を抑えたい」「生理痛をどうにかした」「生理不順を治したい」けど婦人科に行くのはちょっと怖い・・・と思っている方にオススメなのが”スマルナ”というアプリです。女性のカラダの悩みについて医師にチャットで相談できるアプリになります!

ピルの処方がオンラインで出来て、お届けも家のポストになります!

時間のない方でもサクッと済ますことが出来て便利ですよね。

そしてなんと、処方されるまでは無料で診察が受けられるんです!一度アプリをダウンロードして試しに相談してみてはいかがでしょうか。

潔く昼寝をする

日中眠くなったからと言って「昼寝はだらしない」と思ってしまいますが、受け入れてしまうのは一つの手です。とはいっても人によっては時間を無駄にしてしまう気がしてなんだか罪悪感を抱いてしまいますよね・・・

しかし、「だらしなくて昼寝をしてしまう~」という訳では無く、女性のカラダとして起こる正常な反応なので、ここは無理をしないに徹するのは一番手っ取り早いように筆者は思います。効率の悪い状態で何かを進めるよりかは、時間を決めて昼寝をしっかり取り、また起きたら頑張る!とメリハリをつけてやっていくのが良いかと思います。頭もカラダもスッキリして効率も上がりますからね!◎

 

好きなことをして気分転換!

「何かしていないと気が済まない!けど眠るのは嫌だ!」という方はGoodですね!

例えば筆者の場合、ランニングと筋トレをして気分転換をしています。

運動をするとドーパミンという“脳内伝達物質が分泌されます。

このドーパミンが凄いんです!「モチベーションを高める作用」「幸せを感じさせる作用」があるんです。

筆者は2年ほど前からランニングを始めたのですが、走った日は仕事や勉強の効率が上がったり、何事もポジティブに捉えたりと、気持ちがスッキリする感覚を覚えました。「これは何故?」と思い調べてみたんです。すると、運動をして目標を達成することでドーパミンが分泌されるからという事でした。これは即効性があるので、本当にオススメです!

気分転換として他に一旦お風呂に入る本を読む時間に充てるYouTubeを観るなどのリフレッシュをしてみると眠気も覚めてきますよ!

 

生理後~排卵期までの過ごし方を見直す

生理が終わると頭もカラダもスッキリして、元気で活発に動きたい時期がやってきますね。やりたかったことをしたり溜まっていた仕事をするチャンスだったり、モチベーションも高まっていて何事も上手くいきやすい時期かと思います!

しかしこの時期に無理した生活や不規則な生活をすると・・・

↓ 

この不調や疲労感を次の生理前まで引きずり・・・

生理前~生理中に睡眠の質を下げ、より一層眠くなってしまいます💦

なので生理が終わった直後のスッキリした時期こそ無茶をせず睡眠を強化する時期と捉えておくべきなんです。

このように過ごすことで、生理前や生理期間中もある程度は睡魔や疲労感に襲われずに過ごすことが出来ます◎

生理前のカラダの不調に気付いてあげて!

日常生活の中で、

「たまたまダルいだけなんだ!」

「たまたま不調なだけなんだ!」

「たまたま疲労がたまって眠いだけなんだ!」

なんて捉えている方が沢山いるかと思います。

なんとな~く過ごしてカラダの中で起こっているメカニズムを知らずに生活していると、カラダの悲鳴に気付かず無茶をして本来の自分の良さを潰してしまったり、最大限に能力を発揮できないなんてこともあるかと思います。

「私ってだらしないなあ。」

「また仕事でうっかりミスをしてしまった。私って駄目だなぁ」

なんて悲観的な想いを抱いてしまうことも・・・

実際に筆者は自分のカラダの状態を意識していなかった少し前までは、そんな風に自分を責めてしまうことが沢山ありました。しっかり自分が今「生理前だからなんだ!」ということを理解できれば、「今は無理した暗記の勉強はしないようにしよう」とか「今は無理しないで最低限で仕事をしよう」とかやり方を工夫することが出来ますよね!気持ちも楽になるし、ストレスを溜めてしまう事もなくなりますよ!過ごしやすくなりました!

 

そのためにもまず自分のカラダの状態を知ることが大事になります!

最終的に「生理前だから起きていることなのだ!」と気づけるようになってカラダを労わってあげてくださいね!