寝ても覚めてもやきとり”PIPI DIARY”

検査技師PIPIの”健康・美容・ダイエット知識”発信ブログ

親知らずの抜歯で、入院が必要なケースもあるの?


こんにちはー!PIPIです。

9月中旬、突然奥歯がキーンと痛くなり、久々に歯医者に行くことになりました。

「きっとこれは放置しすぎた虫歯が悪さをしているんだろうな~」と甘く考えていましたが…

まさかこの3か月後、

全身麻酔による抜歯の手術をすることになるとは思ってもいなかったです。

この年で滅多に経験することのない入院という貴重な経験を通してまた新たな雑学を身に着けてきました。

親知らずの手術や全身麻酔で4本一気に抜歯する際の気になる治療費についても解説していきます。

これから抜歯する予定の方の目に留まってお役に立てたらと思います!

 

 

Contents

 

 

1 親知らずの抜歯で入院することになった経緯

 

9月中旬、“虫歯の治療”のつもりで近所の歯科クリニックに渋々行ってきました。

歯医者さんって何歳になっても行くのがしんどいですよね~

そして肝心の虫歯についてですが、なんと一つもなかったのです。

しょっちゅうチョコレートをつまんでる訳ですから、ぶっちゃけ驚き。

 

次にCT撮影を行いました。

そして痛みの原因は“親知らず”であったことが判明。

しかも、この親知らず・・・たちが悪く、6年ほど前抜いたはずだった親知らずで

実はまだ根っこの部分だけ残されていたのです。

「はー?知らなかった!!」

おそらく神経に触れる深い位置にあったためそのまま残していたそう・・・

最後まで治療してほしかったぁ。

今回この埋まった根っこの部分の親知らずが骨膜炎を起こし、

痛みを伴ってきたという訳です。

 

最終的に口腔外科のある大きい病院へ紹介状を持っていき診てもらうことになりました。

そしてなんとこのたちの悪い親知らず、骨癒着していたので部分麻酔による抜歯だと頭蓋骨に響いて患者の精神的+体力的なダメージが大きいということで

全身麻酔を薦めていただきました。

結局いくつかの選択肢がある中で、私は「入院・全身麻酔による手術」を選択したという訳です。

 

ちなみにせっかくなので4か所一気に抜歯をお願いしちゃいました。

痛いのは一発で終わらせたい!って思っちゃいますからね。欲張りに!

 

 

2 「入院・全身麻酔」と「日帰り・部分麻酔」の比較と利点欠点について

 

この入院を伴う全身麻酔による手術を私は選択しましたが、利点欠点があります。

「日帰り・部分麻酔」と比較してまとめてみました。

 

〈入院・全身麻酔〉の利点と欠点

利点

全身麻酔によって眠っている間に一気に終わってしまう

・4か所一気に抜いたので何度も病院に行く必要が無くてラクチン

・抜歯後の痛みを我慢する期間は意外と4日間程度

欠点

・費用が高い

全身麻酔は怖い

・仕事や学校を休まなくてはいけない(最短3日間)

 

〈日帰り・部分麻酔〉の利点と欠点

利点

・費用が安く済む

・入院や全身麻酔への心配をする必要が無い

・仕事や学校を休む必要が無い

欠点

・意識がある時に抜歯するので痛みを我慢する必要がある

・4か所すべて抜く場合、4回も通院する必要がある

・抜歯後の痛みを、抜歯するたび毎回我慢する必要がある

 

このようにそれぞれ利点欠点があります。

もしくはいっそのこと一旦抜かないという手もありました。

けどその選択肢は避けて早めの治療をするべきと筆者は考えます。

読者の中にも「一旦は後回しでいいや~」と思っている方もいらっしゃると思います。

歯の痛みは一時的なものが多いので、痛くなった時のみ我慢していつの間にか何年も経っていたなんてこともあるかと思います。

私のように骨膜炎を起こしていたらもっと酷くなる可能性もありますし、女性の場合妊娠する前に歯の治療等は済ましておいたほうがいいですよね。妊娠中は虫歯になりやすいそうです。なのでより虫歯になりやすい親知らずを抜歯しておくことで虫歯のリスクを下げることができます。また、子供が生まれてからはしばらく歯医者に行くことも出来ないとママさん友達から聞いたことがあります。なのでまだ未婚、妊娠していない方は今のうちに治療しておいたほうがいいと筆者は思います。

 

あとは、横向きに親知らずが生えている方の場合です。

そのまま長期間放置し続けると、横の歯をグイグイ押していくので歯並びがちょっとずつずれていきます。

歯並びがガタガタになるのも怖いですし、骨膜炎もあまり長期で放置しておきたくなかったのと、子供を産む前に今のうちに片づけておきたいという様々な理由から、筆者は後回しにせず今すぐ抜歯することを決めました。

 

そして手っ取り早く終わらしたかったので、「入院・全身麻酔」を選択しました。

骨癒着している歯の抜歯は患者自身の負担がかなり大きいらしく、耐えられるかどうか?というところで先生が渋っていたのもあり、全身麻酔をごり押しされたのもあります。笑

 

 

3 入院日数・費用について

 

このような経緯で全身麻酔による抜歯の手術のため、二泊三日の入院をすることになりました。

入院日数については、私の場合「二泊三日」三泊四日」のどちらかを選ぶことが出来ました。

費用については、入院日数やお部屋によって変わってきますが、筆者はなんと¥59,210でした!

事前のお話によると、7万~10万円程かかると言われてたので、案外安くて驚き。

ラッキー♪

というのも、高額療養費制度を利用したため若干は費用の負担を抑えることが出来ました。

この高額療養費制度についてはこのブログ記事の後半「6」の項目で紹介しますね。

 

 

4 入院前に準備しておくべきこと

 

入院当日は10:00に受け付けをし、そのまますぐに病室へ案内してもらいました。

COVID19も怖いので私はずっと病室のカーテンの中に引きこもって過ごしておりました。

病室ってめちゃくちゃ暇じゃん!!というイメージがあると思いますが、私は自由な時間が出来てラッキー!と思っちゃいましたよ。

病室は4人部屋なのでカーテンで仕切られていて、その中にベットとイスと机があるだけの狭い部屋でした。

けどなんだかそういう狭いところって秘密基地みたいで落ち着くなぁ~と感じるんですよね。

 

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お部屋(安い4人部屋指定にしましたが、空きが出来て後から一人部屋になりました♪)

そして自由な時間が確保できたということで今回は、観たくて溜めてしまっていた映画やアニメを観たり、勉強したかった事をする時間に使うことにしました。

私は自宅から自前のタブレットNetflixの映画やアニメを大量にダウンロードして準備しておいたり、Kindleに勉強したい教材を購入してダウンロードしてきました。

この入院期間のおかげで、”愛の不時着”を6話ぶん観ることが出来て最高の時間を過ごしちゃいました。

病室でひとりドキドキときめいていたという・・・笑

アフィリエイトの勉強もしたかったのでKindleの教材で学習することもできました。

そのおかげで、今こうしてブログを立ち上げることが出来たのでとっても嬉しいです。

 

 

5 入院時に絶対に持っていくべき持ち物

 

そんな感じで入院1日目は余裕な優雅な1日を過ごしていたわけですが、

2日目、手術を終えてからは痛くて痛くて映画や勉強どころじゃないしずっと痛みと発熱による頭痛と戦っておりました。

口の中は血だらけ、酸素吸引の管が入っていた鼻には鼻血がカピカピにこびりついていて、3時間半のオペ中ずっと口は開けっ放しだったため喉はイガイガして痰をからんだ咳もずっとしていました。

口は限界以上?に広げていたので口角炎口内炎、唇はガサガサで最悪な状態でした。

この経験を通してこれは絶対に持っていくべき!という持ち物に気づいたので、私なりにまとめてみました。でぜひご参考にどうぞ!

次同じ経験をする方にここだけはどうか読んでいただけたら!!

 

・プラスチックor紙コップ

オペ後にベットで休んでる間、出てくる唾液全て飲み込めなかったので吐き出していました。

大量の血液と痰を含んでいたためです。

オペ後はしばらく消毒液でうがいをすることになりますし、痛みによりペットボトルから直接口をつけて飲むことが出来なかったのでプラスチックコップは複数用意しておいて良かったです。ストローがあってもいいかもしれませんね!

 

・薬用リップクリーム

オペ後の口角炎や唇のガサガサがひどかったため絶対に必要です。

薬剤師さんから軟膏も処方していただいて入院中も使ってたのですが、口の中に入ると味がまずくて気持ち悪いのでオエッとしました。笑

なので自前の薬用リップクリームは持っていてよかったです。

 

・パジャマの上に着る上着

院内の売店がロビーのところにあったので上着がないと寒かったです。

 

タブレット

暇つぶしのため。

Netflixで動画をダウンロードしたり、Kindleで教材や本をダウンロードしてくると◎

 

・冷えピタ

オペ後に炎症による熱が出ました。

氷枕は看護師さんにお願いすれば持ってきてくれますが、あれってすぐぬるくなるじゃないですか・・・

ナースコールのボタンは申し訳なくてなかなか押せず呼べなかったので、自分で取り換えることのできる冷えピタは便利かもしれませんね。

 

・枕もとのタオル

オペ後の口内は血がダラダラと出続けていました。

これは永遠に止まらないんじゃないかと思っちゃいましたよ。

ベットに横になってぐったり過ごしていたのですが、覚醒して意識ある時はコップに吐き出せましたが、睡眠時は口元が緩んでダラダラと枕もとに垂れ流し状態でした。

なので枕もとが真っ赤に染まっていて気持ち悪かったです。

同じくナースコールは呼べず・・・この状態で我慢していました。

替えの枕もと用タオルがあると良かったなぁと思いました。

 

・やわらかい歯ブラシ

これは退院後用です。

自宅での歯磨きはやわらかい毛じゃないと出血するので用意しておくといいです。

 

 

6 「上限額申請書」について

 

高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払った額が、ひと月(月の初めから終わりまで)で上限額を超えた場合に、その額を超えた金額を支給する制度です。

入院する前に、ご加入の医療保険から「限度額適用認定証」の交付を受けるだけです。

そしてこの認定証を、入院前か入院後の精算する際に医療機関の窓口で提示するだけで、支払いは自己負担の上限額までとなります。

ちなみに、入院時の食費負担や室料差額代等は含みません。

 

なんだか難しそうに思いますがとっても簡単です。

筆者の場合、協会けんぽの神奈川支部のHPから「限度額適用認定」のページへ飛び→

認定証のフォーマットを印刷→必要事項を記入→神奈川支部へ郵送という手順で行いました。

そしてその約1週間後に認定証が届きました。

この認定証を医療機関の窓口に持っていくのみです!

とっても簡単ですよね!

 

 

7 オペ後の口内の状態を振り返る(1週間)

 

こんな感じで、人生初の入院と全身麻酔による手術は無事終え、お家に帰ってくることが出来ました。

自分のお家ってやっぱり最高~!

帰ってきた時にこの幸せを噛みしめておりました。

 

オペ後2~3日は痛すぎて何もする気は起きませんでした。

とにかく顔がでかい!パンパンで鏡見るとブスすぎてドン引き。

4日目には仕事へ出られるようにまでなりました。

この頃には腫れはマシになり、青たんのピークでした。

7日目には顔は正常サイズに戻り、鏡も見られるようになりました。

この頃にも青たんはまだ残っています。

術後の痛みは無くなり、キーンという知覚過敏の様な痛みに変わっていきました。

この痛みは、食事の際に起こりまあまあ痛いと感じます。

2~3か月は続くそうです。

冷たいもの熱いもの、甘いものが特に沁みるそうなので避けるべきでしたが・・・

私は甘いものは避けられないので痛みに耐えながら食べてました。笑

(その程度の痛みです笑)

 

食欲については、常にありましたね。

手術日は丸一日断食でしたので、退院後の食欲は爆発しそうな程とってもありました。

噛むことはできないので呑み込むことのできる、ゼリーやヨーグルト、プリン、おかゆ、コーンスープ、のど飴などをずっと食べていました。

私は今回、パートナーがずっとそういったものを用意してくれたり家のことを全てやってくれたことで、精神的にもたくさん支えてもらい本当に助けられました。

弱っている時って特に、いつも側にいてくれる存在の大切さや尊さをとっても感じますね。ありがとうございます。

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退院後の食事や必需品

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お家だいすき

 

 

おわりに

 

全身麻酔は怖かったしオペ後は暫く激痛が伴いますが、意外にも激痛に耐える期間は1週間程度。

「入院・全身麻酔」で4本一気に抜歯出来て、結果的に良かったと思っています。

 

親知らずの抜歯は、神経に触れてしまい麻痺が残るリスクや私のように根っこだけ残されて放置したことで骨膜炎を起こしてしまうこともあるので、評判のいいクリニックさんを探したりしっかり下調べしてから抜歯することをお勧めいたします。